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チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)

舟歌 (「四季」の6月)
 ピアノ独奏曲だが、美しいメロディーのせいだろう、あらゆる旋律楽器のために編曲されている。チェロ用もたくさんある。
一柳信二の編曲のを持っていて、ひさしぶりに弾いたら楽しめてうれしかった。
 曲はある意味単純で、ずーっと8分音符の連続の曲なのだが、舟歌なのだ、やわらかくたゆたうように、リズムが硬くならず弾きたいものだ。流れが速くなったり、よどんでいたり。(2021Feb.)











チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)

アンダンテ・カンタービレ
 アンダンテ・カンタービレは弦楽四重奏曲第1番の2楽章なのだが、独立して、また弦楽オーケストラでも取り上げられるようだ。2019古巣の定期のアンコールでとりあげた。チェロとしてはヴァイオリンの美しいメロディーを堪能する曲か。
 IMSLPには様々な編曲も登録されていて、すごいことだ。チェロとピアノもあるが、なんとa線の開放弦の2オクターブ上のすぐ下のg!まで出てくる。ふざけんな。僕には用がない。











チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)
スラブ行進曲
 2018年「さわやかコンサート」で。楽譜はIMSLPのものを使っているのだが、いろいろ問題があるようだ。
 なんでこう、フラット5個とか6個とか好きなんだ。
 最初、装飾は前に出す。アウフタクトの4拍目の裏に3連譜で、と指示された。なるほど。
 スコアも、パート譜も全音符になっているが、付点四分音符+四分休符らしい。


37小節目からは、2拍、4拍に向かう音程が大切だそうで、a→b(フラット) 、ges→f、、、を意識しろ、と言われた。


 84小節めからのピツィカートは僕は薬指と中指を使うことにした。疲労度が違うのだ。

 138小節めはヘ音記号に戻っているはずなのに、書いてない。このIMSLPの楽譜はなんなんだ?ヘ音記号を書き込んだものを、手書きだから?と言って削ってしまったものなのだろうか?
 個人的にはここからは毎回フレーズ始まりを3からとったほうが良いと思う。(3つ目のcも4でなく、4ポジの半音上で、3でとる)やっぱり小指は弱いのだ。












チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)
イタリア奇想曲 作品45

 2018定期で。コールアングレ、テューバ 打楽器:ティンパニ、大太鼓、シンバル、トライアングル、タンブリン、グロッケンシュピール、ハープ などが必要だ。なんなくこれを取り上げることができるのだから、うちのオーケストラも成長?したもんだ。
 冒頭は騎兵隊のラッパからヒントを得た、というのにふさわしく自然倍音によるメロディーでいかにも明るい。
 シャープ3つ、フラット5つ。どうしてチャイコフスキーは変な調が好きなんだ。メロディーすら難しい。途中の音階はそれこそ音階練習が必要だ。dの解放をたくさん使うと良いと思う。が、どちらにしても弦のユニゾンだしあまり目立たない。











チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)
幻想序曲「ロメオとジュリエット」Romeo and Juliet (overture-fantasia)

 2014年に定期で。
 やたらに転調していてまいる。図のところはフラット4つにさらに二つついているので、Es-mollか。さらにナチュラルがついているところはF-mollの旋律的短音階か。


 Kの下、やたらにシャープのついているところはFis-moll(旋律的短音階)。disから134、124、14、、、と取っているのだが,Fisが主音だとするとcisから124,134(あるいは0),,,と取るべきかもしれないなあ。








チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)
バレエ音楽「白鳥の湖」

 2014年5月の「さわやかコンサート」でのメインは白鳥の湖。IMSLPには二つの組曲と、全曲版が登録されている。組曲では物足りない、と言うことで、全曲版から、わがオーケストラ特別抜粋組曲を演奏する。全曲版の楽譜(パート譜)が手書きでとても読みにくくてまいる。
 僕にとっての難所は、1幕の情景の16分音符の連続、ワルツのメロディ、チェロのソロはトップが弾くからいいが、最後のフラット6つのあたり、 最後の最後は音が高くてまいる。ワルツのフィンガリングは、INTERNATIONAL MUSIC COMPANY の ORCHESTRAL EXCERPTS (1巻のP.57)が参考になった。









チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)

バレエ音楽「くるみ割り人形」
 アラビアの踊りは終止伴奏で、疲れる。60回もやるgの連続。あたりまえのようにg線の解放とd線でやっていて、譜ヅラよりずっと難しいと思い続けてきた。オケの若い子が上はハーモニックスでいいんじゃないですかねえと言う。そうか!気づかなかった。いや、実に簡単なのだ。感心してしまった。自分が気づかなかったことにも。練習番号Cから、スタッカートがついているが、最初の音はもう少し長さが欲しいのだそうだ。前のフレーズと中身は同じなのだ。なるほど!こちらも何も考えてなかった。





 花のワルツだけ何度もやったことがある。
 220小節の頭のhはともかく3で、そのあいだに0(親指)をオクターブでとり0203,次は0213だろうか。音程が難しいなあ。








チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)
バレエ音楽「眠りの森の美女」
 2017年の定期で。中プロとして、普通の演奏会用組曲,op.66a:
  序奏とリラの精
  パ・ダクシオン~バラのアダージョ(第1幕)
  長靴をはいた猫(第3幕)
  パノラマ(第2幕)
  ワルツ(第1幕)
 を演奏した。

 リラの精かな、81小節目からとても細かい。ただのトリルのターンつきに過ぎないのだが、速すぎる。シラソ(#)と全部2でずらす練習をしているのだが。この場合、カザルスが言うように3つ目のa-gis-fisのような場合は321(の拡張)がいいと思うのだ。

 2曲めのパ・ダクシオン~バラのアダージョ(第1幕)、最後の方は32分音符と16分音符が読みにくくて、ちゃんと意識しないといい加減になってしまう。注意!








チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)
ピアノ協奏曲第1番
 チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(チャイコフスキーに誰も知らないピアノ協奏曲第2番があると言うことは知っていたが、今IMSLPを見たら、第3番まである!)は2013年の定期で。
 フラットばかりでむずかしい。最初からメロディーで「おいしい」が、むずかしい。あとは難所がいくつか。1楽章、アラブラーベのところは音階なのだが、ともかく速いし、臨時記号ばかりだ。中身はそんなに難しくないはずなのだが。2楽章練習記号Tからともかく速いから充分練習しておかないとならない。

 3楽章もフラット5個の音階。そんなに難しくない。練習しよう。222小節目から、むずかしいのは言わずもがなだが、何回かある移弦をともなう所がむずかしい、付点にできない。263小節目はaを2で取って5度下のdは1で取るべきだろう。だから262小節目は2121。263小節目は44で大丈夫。




チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)
ヴァイオリン協奏曲
 2016年の古巣の定期で。






チャイコフスキー 、 ピョートル・イリイチ Tchaikovsky, Pyotr (1840 — 1893)
交響曲第4番ヘ短調 作品36
 
   実は高校生の時、ホルンを吹いていて、この曲は全曲吹奏楽編曲版で演奏したことがある(!)。たしかホルンだけでも10人くらいいて、どのくらいちゃんと吹いたか、全然憶えていない。冒頭、かっこいいよなあと自分で吹いていても思っていたし、弦楽器のところはクラリネットやサックスが吹くわけで、さぞかししごかれていたはずで、たいへんだねえと思っていたに違いないのだが、もう、本当にぜーんぜん憶えていない。自分がこんなの弾かされるとは思ってもいなかった。
 




 Dからの刻みは、これメロディーと同じじゃないかと思いながらもよくわからなくなってしまう。
Cと同じなのだ。根本的に音痴なので、こうして目で見て、意識しないとできない。耳でなく画像で弾いているらしいんだよなあ。




 練習記号Qの前の8分音符の連続はもういちいち1つずつなんの音だか確認しながら練習しなければなならない。すべて半音違うだけだ、と指揮者は教えてくれたけれど、だからどうした、半音違うだけだからといって、指を半分ずらして弾けるわけではないので、やっぱりいちいち音を確認して練習しないといけない。
 練習記号Q Qの2小節目からとても難しい掛け合いなんだからQの1小節めにこんなむずかしいことさせるなってんだよなあチャイコフスキー!。 Q2小節目は2拍の頭でなく8分休符があり、Q3小節目は2拍目の頭だ。いわずもがなだが、掛け合いを意識して聞けば良いのかもしれないが、聞いていると遅くなると言うこともある。難しい。
 ここらへん16分音符のタタタラというフレーズなのでスラーの最初の音符でなくタタタラの頭にボーイング記号をつけるべきだ。この写真(画像をクリックして拡大)ではQ3小節目、3拍目の頭にアップの記号を書き込んでいるが、これは良くない。その二つ前のhにつけるべきだ。(書き直した)
 Q10小節目までふーふーいって終わったと思ったらまだある!2拍目の頭ではない!2拍目の頭(8分休符の前に)斜線を入れた。

 





2楽章
 33小節目のaにナチュラルが着いてない。(と思うのだが)
 ブライトコプフの総譜もパート譜も両方着いてない。総譜をもとにろくに見もせず写したのか?

 





 3楽章スケルツォはpizzicato sempre(終始ピツィカート)  youtube、カラヤンヴィーンフィルを見ると(こんなのが見えるのがすごいと思う)、すべて1本の指でピツィカートしてるのね。あまり手首を使わず、右手はどこも楽器に触れないで空中に浮いていて、なるほどこれなら前腕は筋肉がつらないのかなあ。ppは弾(はじ)かず、ちょっと弦を押し込んで離すだけ、ffは弦を横に弾(はじ)いているようだ。
 だがわれわれはそんなことはできず、指揮者かってにできるようにやってくれと言ってくれた。今は終始mfからfの音量なのだが、mpくらいまでは音量を下げられるのかなあ。
 チェロのパート譜ブライトコプフは238小節目から4小節間クレッシェンドがあるはずなのだが、落ちている。注意!
 ここに限らずクレッシェンドの先はmp


 3楽章は終始ピツィカートで、弓を置いて演奏することが多いと思うが、4楽章にはできたらすぐ入りたい。3楽章の最後のあたりで弓を持つのだ。うちも前の方、表の方からバラバラに弓を持つことにした。


 4楽章
 ともかく快速。con fuoco は with force 。このテーマ、最初の1小節は1小節でひとかたまり、次の小節は2つ(2分音符の塊ふたつ)、3小節目は4分音符4つ、とだんだん塊が細かくなっていく、と言うのだ。それぞれの頭にアクセントがあると考えてもいい。なるほど。だんだん細かくなっていき、エキサイトしていくのだ。 


 84小節目から。何の音なのかいちいち確認しないとわかりゃあしない。ここに書こうとしてフィンガリングなど少し書いて、ここんところ毎日毎日なんだよ、これもフラットじゃあないか、などと間違いを発見して、改訂しないといけなくて何枚も写真を撮ったが、まだ間違いがあるような気がする。(2019/05/03)








タルティーニ←   →テレマン









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